認知度35%!エシカル消費者の約7割が知らない「環境と健康に優しい調理器具」とは?
健康への悪影響がなく、地球環境にも配慮された「エシカルフライパン」という選択を皆さんはご存知でしょうか? 私たち「グリーンパン」は世界で初めて、有害物質を排出する「フッ素樹脂コーティング」を用いないブランドとして、これまでエシカルフライパンを世界101カ国に届けてきました。 国連が定めた持続可能な開発目標、「SDGs」への関心が高まる昨今では、環境や人を傷つけない、倫理的な消費を選択する、「エシカル消費」も注目度が高まっています。 そんな時代背景において、「エシカルフライパン」という選択や、従来のフライパンで問題視されてきた健康被害、環境汚染が「エシカル消費」に関心を持つ消費者の中で、どれほど認知されているのか。その実態について、発信で社会を変えるシビックインフルエンサーのプラットフォーム「RICE PEOPLE」と共同で、WEBアンケート調査を実施いたしました。 調査で見えてきたことは、「エシカルフライパン」という選択はまだまだ知られていないという実態でした。 ■取り入れたことがあるエシカル消費、最多は「マイボトル」「食品」で約80%、調理器具は約16% アンケート内で「取り入れている、もしくは取り入れたことがあるエシカルな消費選択」について調査をしたところ、最も回答が多かった項目は「マイボトル」と「食品」(79.7%)次いで、「ファッション」(66.7%)、「浴室・洗面用品」(53.6%)、「キッチン小物」(51.4%)が上位5つとなりました。 一方最も回答が少なかった項目は「住居」(6.5%)、次いで家具(10.1%)、電化製品(14.5%)、調理器具(15.9%)、アクセサリー(23.9%)が下位5つとなり、下位の項目には「購入頻度が低い」、また「購入単価が高い」という傾向が見られました。グリーンパンが展開する「調理器具」も下から4つ目と、少ない割合であることが分かりました。 ■「エシカルフライパン」の認知度は33.8% 続いて、エシカルフライパンを含む、エシカルな調理器具(製造工程で環境を汚染しない・環境負荷を抑える/使用中に環境・人体に有害な物質を発生させないフライパン、鍋など)に対する考えを調査しました。その結果、「調理器具にエシカルな選択があることを知らなかった/考えたことがなかった。」と回答したのが64.5%と、最多の割合となりました。 次いで「エシカルな調理器具への切り替えを検討していたところだ。」が18.8%、「エシカルな調理器具を選択したことがある、または使用し続けている。」が15.9%という順になりました。 ■フライパンが健康や環境に与える影響とは 今ではおなじみの、フライパンをくっつきにくくする「ノンスティックコーティング」が用いられ始めたのは1960年です。利便性の高いフライパンとして人気を得る一方で、コーティング時に用いる助剤「PFOA」の危険性が問題視されてきました。 PFOAは一度自然界や体内に取り込まれると、分解が難しく蓄積されやすい化学物質です。工場から出る排気、排水から自然や体内に取り込まれ、ガンの発生や、未熟児、身体の不自由な子、免疫力低下などを引き起こす可能性があると報告されています。 こうした影響を踏まえ、2019年5月には、PFOAの使用がストックホルム条約で全面的に禁止となりました。しかしながらPFOAの代替として使われている助剤もPFOA同様に危険です。なぜなら4,730以上あるとされる化学物質群PFAS(有機フッ素化合物)に属しているからです。今でもこのPFOA代替え物質を使用したフライパンは市場に出回っています。 ■グリーンパンはなぜ「エシカル」なのか グリーンパンが販売するフライパンは、PFASなどの化学物質をコーティングに用いるフライパンとは一線を画した製品となっています。 グリーンパンは2007年、世界で初めてフッ素樹脂を使わないノンスティック調理器具ブランドとして誕生しました。PFASは一切使用せず、主に砂と同じミネラル成の原料から作られており、ノンスティック(こびりつき防止)加工として特許を取得しているサーモロン・セラミックコーティングを採用しています。さらに、有害物質と特定されている鉛やカドミウムといった重金属も一切使用しておりません。 サーモロンは高熱(最大450℃)の耐熱温度に耐えらえるので捲れや剥がれなどが起こりません。捨てる事なく長く使えるのでサステナブルです。また、誤って過熱した場合も、PFASの一種であるPTFE(フッ素樹脂)は使用していないので有毒ガスが発生する事もありません。 またグリーンパンは地球環境保護に向け、製造工程において以下のようなサステナビリティ活動を積極的に推進しています。 ・工場屋根にソーラーパネルを設置、工場で使用する電力のおよそ25% をソーラー光熱に。 ・工場内に排水処理プラントを設置、2020年には約85% は工場内で再利用し、残りの15% は地域の河川へ。 ・電力削減のため空気圧縮機を設置、883,000kWhのエネルギーを削減。...
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