フライパン選びで悩むとき、「こびりつきにくさ」は譲れないポイントですよね。
特に購入前に「こびりつく」というマイナスなレビューを見ると、購入をためらってしまう方も多いのではないでしょうか。
グリーンパンも基本的にはポジティブなレビューが多いのですが、ごく稀に「すぐにこびりついた」とご指摘をいただくことも、、、
口コミが二極化する原因は何なのか。
今回は、よくあるこびりつきの原因のひとつである「予熱」に焦点をあて、グリーンパンを使って「予熱あり」と「予熱なし」での調理比較実験を行いました!
こびりつきを防ぐコツや、予熱の重要性が気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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【目次】
◆ そもそも、なぜこびりつくのか? ◆
◆ 基本の予熱方法 ◆
→予熱の仕方とコツを解説
◆ 検証の様子と結果 ◆
→検証① 予熱ありの調理
→検証② 予熱なしの調理
◆ まとめ ◆
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◆ そもそも、なぜこびりつくのか?◆
グリーンパンで調理をする際にこびりつきが発生する理由は様々です。
例えば、、、
・火加減が強い(または弱いため)調理温度が適温じゃない。
・油の使い方が適切ではない。
・洗浄が不十分で汚れが残っている。など
一般的なフライパンでも火加減や洗浄などに気をつけるというのは、あるあるですよね!
そして、忘れられがちだけれど大切なのが今回の主役「予熱」です。
グリーンパンはしっかりと予熱をしてはじめて高いノンスティック効果(こびりつき防止機能)を発揮するため、調理前にしっかりと予熱をしましょう。
◆ 基本の予熱方法 ◆
それでは、グリーンパンのノンスティック効果(こびりつき防止機能)を発揮するために重要な予熱の方法とコツを学んでいきましょう。
実は難しいことは何もなく、「空のフライパンを中火で温めるだけ」なのですが、コツは「火加減」と「予熱する時間」です。
まず火加減ですが、「中火」で実施しましょう。
※ここでいう中火とは、下記の「底面に火があたるかあたらないか」くらいのことを指します。
火加減が目に見えにくいIH調理器については、取扱説明書などで確認しましょう。
10段階で4~5程度がおすすめです。
次に「予熱する時間」ですが、使用するフライパンの大きさによって時間を変えるとより効果的です!
手をかざすと温かさを感じ、食材を入れると音が鳴るくらいまで予熱してから調理をしましょう。
エッグパンや20cm程度の小さなフライパン:約30秒~1分
26~28cm程度の大きなフライパン:約1分半~2分
手をかざしてもわからない、というときは水滴を落としてみて、ジュッと音を立てて数秒で蒸発するくらいが適温です。
◆ 各検証の様子と結果 ◆
今回の検証は、以下の商品を使って行いました。
【使用した商品】
スタッフの私物グリーンパン(スマートシェイプ フライパン20cm)
スタッフが3~4年前に購入した私物です。
ほぼ毎日調理に使用しています。
検証系ブログの常連フライパンで、今回も調理していきます!
予熱ありの調理からスタート!
しっかりとこびりつき防止機能を発揮できるのでしょうか?
まずはしっかりと予熱をします。
今回はIHの温度調節が9段階でしたので、4に設定し1分程度温めました。
予熱が完了したら、油をひいて。
たまごを投入!
目玉焼きはむやみに動かさないのが、きれいに焼くコツ!
ということで、1分半ほど動かさずに焼きます。
白身の端がうっすら茶色くなってきたのでそーっとターナーを入れてみると、いい感じに端がぺりっと剥がれました。
少し持ち上げてみると、、、
おや、いい感じなのでは!
すんなりターナーが入り、たまごをまるごと持ち上げられました。
調理後のフライパンを見てみると、3年物のフライパンでは多少食材の残りが付着している部分はあるものの、きれいな状態をキープしています。
予熱&セラミックコーティングの効果ありです!
続いてフライパンは変えず、予熱を全くせずに調理してみます。
予熱なしなので、IHの設定を4にした後すぐに油をひき、たまごも即投入。
フライパン表面が調理に適した温度になっていないので、たまごを投入してもしばらく白身が固まらず、透明な状態が続きます。
予熱ありの時と同様、白身の端がうっすら茶色くなってきたのでターナーを入れてみると、、、先ほどは感じなかったひっかかりが。
端を持ち上げてみると、、、
やはりこびりついています涙
なんとかたまごを救出しましたが、
先ほどと同じフライパンで調理したとは思えないほどのこびりつきです。
朝ごはんの準備をしている最中にこうなったら、テンション下がりますよね。
予熱ありと予熱なしを比べてみるとこんな感じです。
正直ここまで差が出ることは想定外でした!
◆ まとめ ◆
予熱はこびりつき防止に効果あり!
今回、3〜4年使用済のグリーンパンを使用して、予熱ありと予熱なしの場合の調理比較を行いました。
結果として、予熱をすることで数年使用したフライパンでも、満足に目玉焼きの調理ができ、改めて予熱の効果を実感しました。
私自身、「予熱」というものを知ったのはキッチン用品に関わる仕事に携わるようになってからですが、もしもっと早くに知っていたら、あのときダメにしたフライパン達も使いこなせていたのかもと感じています。
コーティングのこびりつき防止機能を最大限に発揮するための最初の一歩として、皆さんもぜひ「予熱」を試してみてはいかがでしょうか?
きっと、日々の調理が快適になると思います!
【関連ページ】
スタッフがリアルに実践しているグリーンパンを長持ちさせる使用方法はこちら
◆ 今回検証に使用した商品 ◆
デザインを簡略化することで、比較的リーズナブルな価格でお求めいただけるようにしているところが特徴です。
フッ素樹脂コーティングからセラミックコーティングへの買い替えをご検討の方におすすめです。
リーズナブルだからといって他シリーズより安全性が劣っているというわけではないので、安心してご使用いただけます!